導入事例
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今回採用された設備状態監視システムについて、
こちらの動画をご覧ください。 -
村田機械株式会社
ロジスティクスシステム・FAシステム等の製造販売
https://www.muratec.jp/
マテハン機器異常検知システム
マテハン機器の状態変化を振動と温度で常時監視することで
異常の発生を未然に防止へ
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シャトルシステム "Uni-SHUTTLE HP"
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L&A事業部 開発部 課長心得 村中 武 様
村田機械株式会社 L&A事業部について
村田機械L&A事業部は、自動倉庫システムや工場の無人搬送システムなどを開発する ロジスティクスシステムのシステムインテグレータとして、お客様に適した物流システム機器の設計・製作を通じ、 世界中の工場や物流センターなどの自動化へ貢献しています。 そのなかで開発部では、システム機器やシステムソリューションを開発、提供しています。
マテハン機器の保守・保全に関する取り組み
近年、機械設備の省力化や自動化の社会的ニーズが高まっており、機器のメンテナンスについても省力化が求められてきています。 このようなニーズに対応するため、機械設備の予防予知保全システムの開発を進めるなかで、振動解析技術を持つ神栄テクノロジーと協業することとなり、 シャトルの異常検知システム(詳細はこちら)を開発しました。
シャトルの異常検知システムとは、物流倉庫内で貨物の自動搬送を行うシャトルの異常挙動を検知するシステムです。 システム構成としては、次の通りです。まず、シャトルの異常判定を行うための加速度センサ&温度センサユニットをシャトル内部に組み込み、シャトルの稼働状態を常時測定し、 測定データをもとにシャトルの状態を自動判定します。測定データおよび状態データは、クラウドにて一元管理できるシステムとなっています。 シャトル状態が異常判定となった場合には、ただちにアラート通知がメール送信されます。
当システムの開発にあたっては、当社内のシャトル試作機を用いて、神栄テクノロジーと共同で検証を行いました。 具体的には、神栄テクノロジーにて開発されたマテハン機器専用のセンサユニットを、自社のシャトル試作機に組み込み、様々な実験データを測定しました。 そのデータをもとに、神栄テクノロジーにてシャトルの異常判定アルゴリズム開発に加え、データ管理のためのクラウドシステムを提供して頂きました。
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異常検知システム全体イメージ
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シャトルに組みこまれるセンサユニットの例
今後の取り組み
機械設備の省力化を進めていくなかの大きな課題の一つに、リモート診断があります。この課題解決のためには、機械装置の予知保全が大変重要な技術と捉えており、 継続的に技術開発を進めていく考えです。このような中で、神栄テクノロジーとの協業が新しいソリューション開発に繋がっていくことを期待し、連携を継続していければと考えています。
※本内容は2024年7月現在のものになります。
※各サービスの仕様・デザイン等は改良のため予告なく一部変更することがあります。
製造・物流の品質管理を効率化しながら
信頼性を向上するDX化への
取り組みを支援します